2016年9月10日土曜日

オイルキャッチタンクの加工と取り付け

エンジンの健康管理の為にオイルキャッチタンクを導入。

ピストンの隙間から漏れ出た(ブローバイ)ガスを回収、エンジンオイルの劣化やインテーク系の汚れを低減するための物です。
が、このオイルキャッチタンクは3000円もしない安物の為、中はただの空洞、オイル回収力は極めて低いです。おまけに、中はバリだらけです。しかも仕上げが荒い。
ちなみに事前の調べで商品がこんな状態なのは知っていて、加工前提に購入しました。この程度なら自分で処理できるのでノープロブレムです。いったんバラしてバリ落としと洗浄です。
ガスの回収力を上げる為、アルミで仕切りを自作しました。
キャッチタンク内に入ってきたガスは、仕切りのアルミ板に接触することで冷却、液化。オイルとなって中に貯まります。
タンク側の仕切りは蓋側のしきりと当たらないようずらしてあります。
ちなみにこの仕切り、アロンアルファ(耐衝撃、耐熱性)で接着しています。シアノアクリレート系の接着剤には耐油性もあるらしいので試しに使ってみました。 

設置は比較的冷えた空気の当たるエアクリーナーの隣にしました。
配管の為にインタークーラーを取り外します。
赤い線で囲っているのが高負荷時のブローバイガス通気管(ベンチレーションホース)、この間にオイルキャッチタンクを挟みます。
クランクケース―オイルキャッチタンク間のホースは新しく購入したホースを使用、
オイルキャッチタンク―タービン間のホースは純正ホースをそのまま繋ぎ直しました。コスト削減です。
インタークーラーを戻して取り付け完了
アイドリングと軽い走行テストをしてチェック。問題なしです。

まずはどれくらいの使用でオイルが貯まるのか、データ取りをしていきます。

キャッチタンクの点検→