2015年12月31日木曜日

古風 フロントグリルの製作

早いものでもう2015年も終わりです。年末で大掃除に追われてますが、合間を縫って年末もAZオフロードのカスタムに勤しんでいます。 事の初めはネットでジムニーの画像をあさっていた時の事。スズキのローマ字エンブレムをグリルにつけた先代のジムニーを見ていたら「ローマ字エンブレムの方がジムニーには合うなぁ」と思ったので私のAZオフロードにもつけようと思ったわけです。まあ一応マツダ車なんですけどそこはご愛嬌。

しかしエンブレムだけ付け替えても違和感があるので、グリルをメッシュ化します。メッシュタイプのグリルは売られてますが、そんなものを買える余裕はないので純正を加工して作ります。
取り外した純正グリル。既にエンブレムが純正じゃなくなってますけどね。まあこのモンエナエンブレムは何となく付けただけなので特に心残りはありません。

で、これをノコギリやらグラインダーを使ってぶった切り...
中をくり抜きます。外枠を使うのでなるべく傷つけないように縁を余らせつつカットします。

バリや凹凸をなくす為に100番のヤスリからかけ始めて200、300と最終的に1000番で磨いて整えます。脱脂したところでお決まりのカラースプレープレミアム(マットブラック)で塗装。
メッシュはネットで安く売ってたものを購入。カラーはブラックです。
必要な大きさにカット、このサイズだともう一つ作れるのでストックとして保管します。

メッシュをグリルのフレームに固定していきます。
なるべく交換性を上げたかったので針金とホットボンドで留めてます。かなりベッタリとくっ付けてますが、取れるようなら諦めて接着剤で固定します。 ところでエンブレムですが、
前モデルのJA11純正のエンブレムをあえて購入しました。ジムニー専門店のPISTONにて購入。

出来上がったのがこちら、既に良さげな雰囲気が出てます。
純正を加工した影響でサイドに穴がありますが、あまり気にはなりません。

試着
予想はしていましたが、純正グリルでうまく隠れてたフレーム等が目立ってしまってあまりかっこよくありません。ですので、
迷うことなく塗装します。

そして出来上がったのがコチラ!
良い感じです!古風な感じなのに結構スタイリッシュ!AZオフロードなのにSUZUKIのエンブレム!私的には文句なしです。充実した年末になりました。

これが2015年最後の更新となります。それではみなさん良いお年を

2015年12月26日土曜日

ターボパイプの自作

AZオフロード(ジムニー)はターボからインタークーラーまでを繋ぐホースがゴム製なので、ブーストのかかり始める2000rpm以降、圧力でホースが膨張してラグが発生する為に独特のもたつきがある...

という事を知りました。 確かに出だしがもたもたしていて、回転数だけが上がって加速しない状態が気になっていました。これはホース部分を金属製のパイプに変更して膨張を抑えることで改善できるという事で、私も試してみることにしました。

既にアフターマーケットでターボパイプの完成品は売られていますが、1万円前後しますので、なるべく出費を抑えるためにパーツを調達して自作します。既に自作されてる方が何人もいらっしゃるので、それを参考に調達。

ステンレスバンド、シリコンホース、アルミパイプ(Φ34 45度)で送料込み5000円。販売品のおよそ半額に抑えられました。パイプの角度は60~70度くらいがベストなのですが、見つからなかったので45度を購入しました。

アルミパイプはこのままじゃ使えないのでカットします。まず純正のホースを外します。合わせてインタークーラーのカバーも外します。
写真だと分かりずらいですが、結構汚れてます。ターボから流れてきたと思われるエンジンオイルもそこそこ付着していたので、ふき取れる範囲だけ汚れをふいておきました。

位置を合わせてマーキング
カット

あとはアルミパイプを洗浄して取り付けます。(インタークーラーを固定するボルトを取って動かせるようにしないと結構厳しいです。)

取り付け完了。

走ってみた感じ、確かに低速のもたつきが改善されて、スムーズな加速ができるようになりました。純正ホースより内径が細くなってるので抵抗が増えないか心配でしたが、あまり問題はなさそうです。

走った後でパイプを触ってみると、やはり熱くなってました。アルミに変えたことで熱伝導率が向上したので、この部分でも放熱出来るようにしたら、さらに冷却性能を上げられるかもしれませんね。

2015年12月20日日曜日

ボルテックスジェネレーターの実験

AZオフロードの高速域での空力改善を目的としてボルテックスジェネレーターの製作と実験をしてみようと思います。

ボルテックスジェネレーターとは
名前の通り、渦を発生させるものです。この乱流は負圧となるので、物体の表面に吸い付き、剥離が起こりにくくなります。形は様々ですが、大体は小さなシャークフィンのような形をしています。

殆ど航空機の分野で使われる物でしたが、最近では車や電車にもこれが使われるようになっています。剥離を防ぐ目的でも使われますが、直進安定性の向上や、空気抵抗の低減も可能で、様々な使われ方をしています。トヨタ車に取り付けられているエアロスタビライジングフィンというのも、ボルテックスジェネレーターです。ちなみにレーシングカー等の車体フロントに取り付けられるカナードも、役割はボルテックスジェネレーターと一緒です。ちなみにカナード自身でダウンフォースを生むのではなく、カナードで作った負圧の渦でタイヤハウスの空気を引き抜くことでダウンフォースを発生させます。

今回製作、実験するボルテックスジェネレーターは、直進安定性の向上と微々たる空気抵抗の低減を目的としています。

今回の制作物は小さいので、再び3Dプリンターを使います。

色々な形の物を用意。

ABS樹脂で出力したかったのですが、全くうまく行かず、諦めてPLA樹脂で出力しました。
まずは出力した中で比較的大きめの物を試してみます。
10*20*50 が4つ 10*17.5*50が2つ
茶色だと見た目が良くないので黒に塗装。貼り付けには車外用の強力な両面テープを使用します。走行中に剥がれたら大変ですからね。今回はちゃんと脱脂剤も使ってしっかり取り付けます。

最初の取り付け位置は、ブレーキランプの上下に1つずつとしました。(ちょっと小さいものは取り付けを見送り)


突出高さ10mm。目分量なので正確には分かりませんが、車幅からはギリギリはみ出していない模様。

この位置に付けた理由は、一番後部に突き出ているスペアタイヤの部分で負圧が最も高くなっているのでは?と考えたためです。(あくまで私の想像です)

高速走行時にしか実験できないので、結構長期的なものになりそうです。最初の実験は年明け2016年の元旦。親の実家に帰省するときです。

実験の記事はこちら

2015年12月13日日曜日

タニグチ 左足ブレーキペダル

オフロードサービス タニグチが販売している左足ブレーキ対応のブレーキペダルを購入しました。普通車にとって左足ブレーキは結構マイナーなのでこういうパーツを出してくれるのは非常にありがたいです。


とは言っても、左足ブレーキングをするために買ったわけではない、というと少し語弊がありますが、常用はせず必要な時だけつかいます。具体的には坂道発進やクロカン走行(殆どないでしょうけど)で使います。最近の車にはヒルホールドコントロールという坂道逆走を防ぐ便利な機能がありますが、AZオフロードには、もちろんそんなものは無いです。AT車の急こう配での坂道発進はサイドブレーキを使うように言われますが、一々サイドブレーキを引くのは面倒くさい....という訳で左足でも楽に踏めるようにこれを買ったのです。あと、これに合わせてフットレストも買いました。アクセルは特に不満はないのでそのままです。

まずフットレストから取り付け。純正はクリップがはめ込まれてるだけなので、マイナスドライバー等でひねってやれば取れます。ちょっと強引でないと取れないですが。


説明書にも書いてありましたが、鉄板がかなり薄いです。1mmあるかないかぐらい?締めすぎないよう注意です。


締め加減が全く分からないので中々怖い....締めていてちょっときつくなったところでやめておきました。続いてブレーキペダル、こちらは穴あけが必要になります。まずカバーの取り外し。


マーキングが分かりずらいので養生テープを貼った上から印を付けます。


ブレーキが動かないように適当な木材を挟んで固定。切子もでるので何か敷いておきましょう。


穴あけ.......

...................



めっちゃ位置ずれたあアァ!

安定した姿勢で作業できないので、ずれないようにとポンチも打ったんですが、それでも駄目でした.......。仕方ないので6.5mmまで穴を拡張。


錆無いようにタッチアップペイントの指示が説明書にありますが、黒は無いのでこの前バンパーの補修に使ったボディ色でペイント


取り付けですが、穴を広げたのでワッシャーを大径の物に交換。


完了です。


さすが左足用です。踏みやすい。ただ、注意しなければならないのは、ブレーキペダルが左に張り出ているため、フットレストとの間隔が結構ギリギリです。左足を右に傾けていると、フットレストからブレーキに踏みかえる時、もしくはフットレストに左足を置いて右足でブレーキを踏むときには引っかかる可能性があります。足のサイズが大きい人、もしくは幅のある靴の方は、なるべくペダルを右寄りに設置した方が良いです。(私がうまく穴を開けられなかったためにこれは少し左寄りに設置されてます)ちなみに私の足は27cmで、比較的幅のある運動靴を履いた場合にギリギリとなりました。 (これは危ないなーと思ったので、この後穴を無理やり右側に広げてペダルを右にずらしました。)

アクセルペダルは特に不満が無かったので買いませんでしたが、さすがにみすぼらしくなってしまったので後で買おうと思います。かなり後回しになりそうですけど。




ジムニーのタイヤ重量

タイヤを夏タイヤからスタッドレスに履き替えたので、前々から気になってたタイヤの重量を図ってみました。

私の車はAZオフロードですが、タイヤとホイールはジムニーと同じです。

タイヤは(確か)標準のブリジストン デューラーH/Tに純正のアルミホイールの組み合わせ。サイズも標準の175/80R16です。



重さは15.3kg。他のタイヤの重さを測ったことがないのでこれがどの辺りに位置するのかわからないので何とも言えない....。 そこでジムニーの純正スペアタイヤの重さを測りました。

(スペアタイヤもデューラーH/T)
やっぱりスチールだと重いですね~。2kg以上の差があります。ただ、これはスペアタイヤなので幅が少し狭くなってますから、純正スチールホイールとタイヤの組み合わせだともう少し重くなるはずです。18kg以上にはなりそう?(多分3kgぐらいの差になる?)
(純正スチールホイールはスペア関係なくリム幅5インチでした。お詫びして訂正します。)

バネ下重量を1kg軽くするとバネ上重量をその4倍軽量化したに等しい云々......という話がありますが、それは正しくないようです。(タイヤの性能限界で走るスポーツ走行やレースでのみ、この話が適用できるそうです)

とはいえ、仮に一本2.5kg軽いとするならば、4本で10kg。スペアタイヤも外したら20kg(もしかしたら30kg?)以上は軽くなるわけで。非力であるがゆえにウエイト感度の高い軽自動車にとってホイールの軽量化は重要なファクターの一つと言えますね。 しかし、1tの軽い車体に大径タイヤを履く異質の存在なので、この話は殆どジムニーにしか当てはまらなそうですね。

冬を過ぎてスタッドレスから履き替えるときには、スタッドレスの重量も図ってみたいですね。

2015年12月12日土曜日

スタッドレスと新ホイール

冬も間近なのでスタッドレスを用意する季節になりましたね。納車後初のスタッドレスなので、スタッドレスタイヤにホイールも新調しないといけなくなりました。最初は純正スチールでもいいかなーと思ってたんですが、某オークションサイトにて安くて見た目も良さげなものを発見したのでそれを購入。


トラストジャパンのホイールブランド、REDLINE CRAFTSから出ているMUD WARRIOR(マッド ウォーリア)というホイールです。ジムニー専用に作ったんだとか。ホイールメーカーはそんなに詳しくなく、初耳のメーカーでしたが、JWL-T規格に通ってるようなので買ってみました。ルックスも結構好きです。マットブラックなのも中々良いです。
で、肝心の値段ですが、4本セット+送料込みで3万弱とかなり安い。まあ買うしかないですよね。

これをスタッドレス用にします。そしてタイヤにはヨコハマのジオランダー I/T-sを選びました。

タイヤとホイールが揃ったのでタイヤショップに行って交換してもらってきました。


全体



マットブラックかっこいい! 私はシルバー+ブラック+レッドの組み合わせが好きなので、ホイールが黒くなって結構いい配色バランスになったと思います。

スタッドレスを履いたのでひとまず今年の冬も乗り切れそうですが、一応チェーンも買っといた方が良いですね。


ところで、取り外した夏タイヤの純正ホイールなんですが.......


かなり汚れてます。多分前の持ち主の方は一回も洗ってないんじゃないでしょうか。 購入してここまで32000km、どんな走り方をしてたかは全く分かりませんが、多分2万km以上はこのホイールで走っていると思われます。
掃除のしがいがありそうですわw

2015年12月11日金曜日

JIMKEN TAC リアスポイラー

AZで出かけるときは高速の利用頻度が高いので、
AZオフロードの空力改善のためにリアスポイラーを購入しました。

FRP製 ブラックゲルコート仕上げ

ジムケンタック(JIMKEN TAC)というジムニー専門店が販売しているスポイラーです。楽天の通販ページにて販売中。送料込み19440円とエアロパーツ製品の中では結構安いです。(本当は他に欲しいスポイラーがあったのですが、残念ながら廃盤に… やむなく第二候補だったコレを買いました。)

これはルーフエンドに密着して隙間を作らない形状で、ルーフを通過してきた空気が、そのままスポイラー上部を通過し、空気を整流して空気抵抗の原因になるカルマン渦の発生を抑制します。いや、正確に言うとカルマン渦は発生してしまうのですが、このスポイラーの後端でわざと小さなカルマン渦を発生させることで、大きな渦を発生させないようにしています。

ただ、しっかり風洞実験等をして作られてはいないと思うので、あまり大きな変化はなさそうです。とはいえ、有るのと無いのとではやっぱり違います。空力的にも、見た目的にも、自己満足度的にも(笑)

さて、取り付けですが、ゲルコート仕上げのままなので何かしら塗装しないといけません。しかし、前にも言いましたがウレタンスプレーは持ってないので、今回もニッペのカラースプレープレミアムを使います。(残念なことに脱脂剤も無いのでいきなり)ペーパー掛けして塗装します。(まあ剥がれるようならまたその時に対処します)

エッジの部分に赤いライン入れたいなーと思ったのでまず赤で塗装。
ここでマスキングテープをエッジ部分に貼って残り部分をブラックで塗って ラインを作ろうとしますが
マスキングテープを思うようにまっすぐ貼れない問題が発生(そもそも何故綺麗に貼れると思っていたのか....)どうやってもうまく貼れないので、半ばごり押しの方法に踏み切ります。

ブラックのスプレーを決まった角度から吹き付けてエッジの部分だけ塗られないように塗装します。

塗装中にふと思った。「これ似合うんか?」....というわけで試着してみました。


...........はい、微妙ですね!ラインなんて入れずに真っ黒にします。


マットブラックなので艶少な目です。

取り付けます
左右のネジと両面テープで固定するんですが、取り付け方の問題で、左右のフックを引っ掛けるときにスポイラー中央の両面テープがリアハッチ側に当たってくっついてしまうためにうまく貼りつけることができませんでした。(成形に問題はなく歪みがあるわけではないです。)全くうまく貼れる気配がないので、諦めて両面テープの真ん中あたりだけ切り取り、これですんなりと取り付けすることができました。


 (b =ω=,)b グッ

リアが引き締まってますます賑やかになってきました。通販サイトのページで見たときはもっと小さいかと思ったんですが、以外と大きかったです。もう少し大きい方が好みなんですが、これはこれで適度に存在を主張してる感が良いです。

横から

上部

 ほぼフラットです。はたして整流効果やいかに?

ちなみに、このスポイラーに付け加えてボルテックスジェネレーターも取り付ける予定です。