2017年2月1日水曜日

2017年仕様 NSX GTのエアロダイナミクス

東京オートサロンフォトのまとめパート4です

今回はホンダブースにあったNSX-GT GT500 (エプソン 64号車) 残念ながら16年モデルや17年型GT-Rが無かったのでレクサスのLC500との比較をします。

昨年までNSX CONCEPT-GTでしたが、フルモデルチェンジしたNSXが遂に発売され、名前から「CONCEPT」が外れました。市販車同様にMRレイアウトですが、ハイブリッドシステムは非搭載です。

フロント
コンセプトの時に既にベース車のデザインは熟成していたので16年から大きな変化はありません。が、17年モデルはフロントの開口部が拡大し、何というか賑やかになった印象。

フロントカナード
昨年までのロードラッグ(富士仕様)にあったフリックボックスのような突出しにカナードを備えています。ただこの形を見ると空気を上にもって行ってタイヤハウスの空気を引き抜く狙いがあるように感じます。ダウンフォースの確保が優先されてますね。

フロントのディフューザー
レクサスのLC500と違ってガイドフィンはありません。

フロントタイヤ後ろのパーツ、厚みがあるのでカナードというよりウイングですね
後ろにカナードが待機してるので空気の流れをコントロールしつつ、ダウンフォースも発生させとこうみたいな。
フロントにエンジンが無いせいか、LC500と比べても空洞が広く感じます。奥にガイドフィンが見えますね、良く見るとサイドアウトレット(ラテラルダクト)の内側にもカナード?ウイング?が付いてます。
変わったカナード?も付いてます。見た目にも渦を作りそうな形をしてますね。

サイドインテーク、一体形状になり14年、15年モデルと比べると開口部が大きくなってます。レースでの優位性も考えての事なのか、市販のNSXもコンセプトから比較すると開口部は二倍近く大きくなってます。
ここにエンジンのエアインテークもあるわけですが、なんとエアクリーナーが丸見えでした。これは吸気効率高そうですね。
リアフェンダーにいきます。
LC500と違って途中で完全に空気を断つように内側が反り立ってます。その代わりにタイヤハウス内の空気を流す様になってます。
NSXはリアフェンダー下もディフューザーにしています。
上の開口部はタイヤハウス内に直結しています。
これに関連してか、リアフェンダーエンドは切り立った形状になってます。
いわゆるボルテックスジェネレーターと同じですが、ここで負圧の渦を作ってタイヤハウスとディフューザーの空気の引き抜きを強めたい考え?

ちなみに16年モデルのGT-Rが同じ空力処理をしてます。17年モデルも同様でした。

昨年まで苦戦を強いられたホンダ勢ですが今年はどうでしょうか

パート3

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